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※クリニック統合のお知らせ 「アンカークリニック船堀」「アンカークリニック船堀南」は統合し、現在は「アンカークリニック江戸川」として診療を行っています。

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最終更新日 2026.3.25

物忘れが増えたら認知症?加齢との違い・原因・受診の目安を脳神経外科医が解説

※クリニック統合のお知らせ
「アンカークリニック船堀院」「アンカークリニック船堀南院」は統合し、 現在は「アンカークリニック江戸川」として診療を行っています。

人や物の名前がすぐに出てこない。同じことを何度も聞いてしまう。約束を忘れることが増えた。家族から物忘れを指摘された。こうした変化に気づくと、認知症の始まりではないかと心配になるものです。

結論からお伝えします。物忘れがすべて認知症というわけではありません。加齢に伴う自然な変化もありますし、睡眠不足やうつ状態、薬の影響など、対応によって改善が期待できる原因も含まれます。一方で、脳の病気が背景に隠れていることもあり、なかには早めの確認が望ましいものもあります。

この記事では、加齢による物忘れと認知症の違い、主な原因、受診を考える目安、物忘れ外来で行う検査、家族の接し方までを整理します。「年のせい」と決めつける必要も、過度に不安になる必要もありません。判断の材料を一緒に確認していきましょう。

※本記事は一般的な目安の解説であり、診断を行うものではありません。強い不安がある場合は早めに医療機関へ相談してください。

目次

物忘れとは?加齢による物忘れと認知症の違い

物忘れは病名ではなく「症状」です

記憶には、覚える、保っておく、思い出すという段階があります。物忘れは、このどこかがうまく働かなくなった状態を指す言葉です。原因は脳の病気だけではなく、体調や心の状態、生活習慣、服用中の薬なども関わります。

記憶力は年齢とともに少しずつ低下します。国立長寿医療研究センターも、加齢に伴う物忘れは誰にでも起こると説明しています。俳優の名前が出てこない、置いた場所を探してしまうといった経験は40代や50代でも珍しくなく、その多くは生活に大きな支障をきたさない範囲にとどまります。

一方で「加齢現象だから仕方ない」とあきらめる前に脳の検査を受けることも大切です。年齢相応の変化に見えても、その裏に病気が隠れている場合があるためです。物忘れという症状だけでは、認知症かどうかは決まりません。

加齢による物忘れと認知症の物忘れの違い

両者を分けるうえで参考になるのが、「何を忘れるか」と「生活に支障が出ているか」という視点です。次の5つの点から違いを整理していきましょう。

比べる点 加齢による物忘れ 認知症でみられる物忘れ
忘れる内容 体験の一部を忘れる(朝食のメニューが思い出せない) 体験そのものを忘れる(朝食を食べたこと自体を忘れる)
ヒントで思い出せるか 顔や場面などのヒントで思い出せることが多い ヒントがあっても思い出せず、記憶そのものが抜けている
本人の自覚 「忘れっぽくなった」と自覚があり、メモなどで対策できる 自覚が乏しく、周囲が先に気づくことが多い
日常生活への影響 大きな支障はなく、後から対処できる 同じ買い物を繰り返す、料理の手順が分からない、お金の管理ができないなど支障が出る
時間経過による変化 大きく悪化せず、日によって調子の波がある 徐々に進行し、できないことが増えていく

分かりやすい例が食事です。「昨日の夕食に何を食べたか思い出せない」のは、体験の一部を忘れている状態にあたります。これに対して「食事をしたこと自体を覚えておらず、食後まもなく食事を求める」場合は、体験そのものが抜けている状態と考えられます。

ただし、この表はあくまで違いの傾向を示すものです。体調や環境によって見え方が変わることもあり、どちらかに当てはめて自分や家族を診断するための表ではありません。


MCI(軽度認知障害)とは

物忘れを考えるうえで欠かせないのが、MCI(軽度認知障害)という考え方です。


正常な状態と認知症の中間にあたる状態

MCIは、本人や家族が認知機能の低下を感じ、認知機能検査などでも年齢や教育歴などから期待される水準より低下が認められる一方、日常生活の自立はおおむね保たれている状態です。健常な状態と認知症の中間にあり、どちらにも移行しうる状態と説明されています。

家事や移動、買い物、金銭管理といった動作は続けられていることが多いものの、使い慣れない機械や初めての場所は苦手になりやすく、テキパキとこなすことが難しくなることがあります。


MCIと言われても、その後の経過は一通りではない

厚生労働省の研究班がまとめた「MCIハンドブック」(国立長寿医療研究センター、2022年)では、MCIの人のうち1年間で約5〜15%が認知症へ移行する一方、約16〜41%は健常な状態に戻ることが分かっていると紹介されています。

これは集団としての割合であり、「生活を見直せば健常な状態に戻る」という意味ではありません。経過には個人差があり、MCIの状態が続く方もいます。一方で、適切な治療や生活習慣の是正で認知機能が回復していく方もいらっしゃいます。

早めに相談する利点は、認知症かどうかを白黒つけることではありません。物忘れの背景に、治療や調整で対応できる要因がないかを確認できる点にあります。また、変化の記録を早くから残しておくと、その後の経過を比べる基準にもなります。



物忘れが起こる主な原因

物忘れの原因は認知症だけではありません。認知症をきたす原因には治療で改善するものと、そうでないものの両方があると整理されています。ここでは大きく3つに分けて見ていきます。



生活や心理的な要因(睡眠不足、疲労、ストレス、うつ状態)

睡眠が足りない状態が続くと注意力が落ち、記憶の定着も悪くなります。仕事や介護で慢性的に疲れているときや、強いストレスが続いているときにも、同じような物忘れが起こりやすくなります。睡眠時間が短すぎても長すぎても認知症のリスクが高まります。

気分の落ち込みが続く場合も、集中力や意欲が下がって物忘れが目立つようになります。うつ状態は認知症の危険因子のひとつとしても挙げられ、見分けが難しいことがあります。自己判断でうつ病と決めつけず、気分の変化が2週間以上続くようなら医療機関で相談してみてください。



体調や薬の影響(飲酒、服用薬、栄養状態、ホルモンやビタミンの不足)

多量の飲酒は、記憶と関わりの深い海馬の萎縮と関連することが報告されています。睡眠薬や一部の内服薬が、記憶や注意に影響することもあります。薬を自己判断で中止するのは避け、お薬手帳を持参して処方した医師や薬剤師に相談してください。

食事量が減ったり水分が不足したりしたときにも、頭がぼんやりして物忘れが増えることがあります。また、甲状腺ホルモンの異常やビタミンの欠乏が認知機能の低下を招くこともあり、これらは治療によって改善が期待できる原因として挙げられています。ただし、検査で必ず原因が特定できるわけではなく、複数の要因が重なっていることも珍しくありません。



脳や神経の病気(神経変性疾患、脳血管障害、慢性硬膜下血腫など)

認知症の原因として最も多いとされるのが、脳の神経細胞が少しずつ失われていくアルツハイマー病などの神経変性疾患です。レビー小体型認知症や前頭側頭型認知症もこの仲間に含まれます。

脳の血管が詰まる、あるいは破れることで、記憶や判断に関わる部分の働きが損なわれることもあり、血管性認知症と呼ばれます。脳卒中の後は認知機能が低下しやすく、再発するとさらに認知機能の低下リスクが高まります。高血圧や糖尿病、脂質異常症、心房細動の管理が重要になる理由でもあります。

このほか、頭を打ったあと数週間から数か月かけて脳の表面に血がたまる慢性硬膜下血腫、脳脊髄液の流れが滞る正常圧水頭症、脳腫瘍なども物忘れの原因になります。これらの疾患は治療によって認知機能の改善が期待できます。正常圧水頭症では歩きにくさや尿失禁を伴うことがあり、物忘れ以外の症状も診断の手がかりになります。

なお、認知症の治療は原因や段階によって異なります。進行を完全に止める治療は確立していませんが、症状を和らげる治療や、条件を満たす場合には進行を抑えることを目的とした治療が検討されることがあります。



物忘れで受診を考えたいチェック項目

ここに挙げるのは診断のためのテストではなく、相談を考えるきっかけとしての目安です。当てはまる項目があっても、それだけで認知症と決まるわけではありません。

  • 同じ質問や同じ話を、短い間に何度も繰り返す
  • 約束や予定を忘れて、周囲とのトラブルが増えた
  • 慣れているはずの場所で道に迷ったことがある
  • 今日の日付や、今いる場所が分からなくなることがある
  • 家事や仕事の段取りが以前より難しくなった
  • お金の管理や薬の飲み方が、うまくいかなくなった
  • 性格が変わった、意欲が落ちたと感じる変化がある
  • 家族や周囲が、以前との違いをはっきり感じている
  • 数か月単位で、できないことが少しずつ増えている
  • 歩きにくさ、ふらつき、尿失禁などを一緒に伴っている

とくに重視したいのは、生活に支障が出ているか、変化が続いているかの2点です。判断に迷う場合も、そのまま相談して構いません。



すぐに救急受診が必要な物忘れ・意識の変化

一方で、突然、麻痺や言葉の出にくさ、意識の変化、経験したことのない激しい頭痛などが現れた場合は、すぐに119番へ連絡してください。症状が短時間で治まった場合でも、様子を見ず救急受診が必要です。

該当するのは、次のような症状です。

  • 片方の顔や手足の麻痺、しびれ
  • ろれつが回らない、言葉が出ない、相手の言葉が理解できない
  • 突然、会話がかみ合わなくなった
  • 急に、日付や場所が分からなくなった
  • 力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする
  • 片方の目が見えない、物が二重に見える、視野の半分が欠ける
  • 経験したことのない激しい頭痛
  • 呼びかけへの反応が鈍い、意識がはっきりしない

日本脳卒中協会は、脳卒中の症状に共通する特徴は突然生じることであり、多くの場合「何時何分から」と始まりを特定できると説明しています。そのうえで、脳卒中が疑われるときは救急車を呼ぶよう呼びかけています。

けいれんが短時間に繰り返す、発作と発作の間に意識が戻らない、または1回のけいれんが5分以上続く場合は、119番へ連絡してください。

また、頭を打ったあとに反応や記憶がおかしくなった場合も、その場で救急対応を検討してください。頭部外傷では時間がたってから症状が現れることがあり、いったん落ち着いたように見えても医療機関での確認が必要です。



物忘れは何科を受診すればよいか

物忘れの相談先はひとつではありません。迷った場合も、身近な医療機関でまず相談して構いません。


脳神経外科、脳神経内科

脳や神経の病気を専門に扱う診療科です。神経学的な診察に加えて、症状や経過に応じてCTやMRIなどの画像検査を組み合わせ、原因となる病気がないかを調べ、症状の経過や診察、検査結果を総合して評価します。

物忘れに加えて、しびれ、頭痛、ふらつき、歩きにくさなどを伴う場合は、この科が相談しやすい選択肢になります。


物忘れ外来や認知症外来

認知症やMCIを念頭に置いた専門外来です。本人と家族から経過を丁寧に聞き取り、必要に応じた検査とあわせて総合的に判断します。「まだ受診するほどではないかもしれない」という段階でも、相談先として使えます。


かかりつけの内科

普段の健康状態や服用中の薬を把握している医師は、貴重な相談相手です。甲状腺機能や貧血、電解質の異常など、血液検査で分かる要因を調べやすい立場にもあります。必要に応じて、専門的な医療機関へ紹介してもらう流れもあります。


精神科、老年精神科が適する場合

気分の落ち込みや不安が前面に出ている場合、幻覚や妄想、強い興奮などがみられる場合は、精神科や老年精神科での対応が適することがあります。うつ状態と認知症は見分けが難しいことがあり、専門的な評価が役立ちます。

なお、「話の途中で意識が途切れる」「呼びかけに反応しない時間がある」といった症状は、記憶が抜けたように見えても、てんかん発作が関係していることがあります。判断が難しい領域ですので、気になる場合は「てんかんの症状と受診の目安についてはこちら」もあわせてご覧ください。


物忘れ外来ではどのようなことを調べるか

一般的な物忘れ診療では、ひとつの検査で答えが出るわけではありません。国立長寿医療研究センターも、認知症の検査は問診から始まり、診察、血液検査、画像検査を経て、総合的に判断すると説明しています。

ここで紹介するのは一般的な流れです。実際に行う検査は、医療機関や症状によって異なります。


問診で確認すること

いつ頃から、どのような変化が始まったのか。ここが診療の出発点になります。本人が気づいていない変化を、家族が把握していることもあります。

あわせて、買い物や料理、金銭管理、服薬管理といった生活動作の変化、既往歴、飲酒や睡眠の状況、服用中の薬も確認します。


診察と、必要に応じて行う検査


神経学的診察

手足の力、感覚、歩き方、反射、話し方などを確認します。麻痺や歩行の異常は、脳血管障害や正常圧水頭症などを考える手がかりになります。


認知機能評価

症状や経過に応じて、MMSE(ミニメンタルステート検査)や改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)などを行うことがあります。いずれも30点満点で、一般にMMSEは23点以下、HDS-Rは20点以下が認知症の疑いとされますが、この基準値はあくまで目安です。同センターも、結果は体調や心理状態、教育年数の影響を受けるため、基準値だけでは診断名は決まらないと明記しています。


血液検査

必要と判断された場合に、甲状腺機能やビタミン、貧血、電解質、肝機能や腎機能、血糖などを調べることがあります。


画像検査(MRI・CT)

必要と判断された場合に、脳の萎縮、脳梗塞や脳出血の跡、慢性硬膜下血腫、水頭症、腫瘍などの有無を調べることがあります。ただし、アルツハイマー病では初期に画像上の異常が見られないこともあり、画像だけで認知症を確定したり否定したりできるものではありません。検査そのものについては「MRI検査について詳しくはこちら」で解説しています。


専門的な検査、医療機関への紹介

経過や検査結果によっては、脳血流を調べるSPECTなど、より専門的な検査が検討されることがあります。実施できる施設が限られるため、その場合は連携する医療機関へ紹介する流れになります。

すべての患者さんに同じ検査を行うわけではありません。また、初診の日に診断が確定するとは限らず、時間を置いて経過を確認したうえで判断することもあります。


受診するときに準備しておくとよいこと

次の内容をメモにまとめておくと、限られた診療時間を有効に使えます。

  • いつ頃から変化が始まったか(「去年の夏頃から」といった大まかさで構いません)
  • 実際に困った出来事の具体例(鍋を焦がした、同じ物を何度も買ったなど)
  • 症状の進み方(急に変わったのか、少しずつなのか)
  • 服用している薬とお薬手帳(市販薬やサプリメントも含めて)
  • これまでにかかった病気(頭部外傷、脳卒中、糖尿病、高血圧など)
  • 睡眠、飲酒、食事、外出の頻度といった生活の状況
  • 可能であれば家族の同伴


物忘れが気になるときに生活で意識したいこと

生活習慣で認知症を確実に防げるわけではありません。ただ、発症のリスクを下げる可能性が示されている項目はあり、認知機能と全身の健康を保つうえでも意味があります。


適度な運動

体調に合わせ、無理のない範囲で続けることが基本です。持病がある方は、かかりつけ医に相談してから始めてください。


生活習慣病の管理

40歳以降の血圧管理や中年期の脂質異常症の治療が推奨されます。


睡眠の確保

いびきや日中の強い眠気があるときは、睡眠時無呼吸の可能性も含めて相談してください。


禁煙と、過度な飲酒を避けること

禁煙は高齢期からでもリスクを下げる可能性があると報告されています。


社会とのつながりを保つこと

人と会話する機会を持つことがすすめられています。対面が難しい場合は、電話やビデオ通話でも構いません。


難聴や視力低下への対応

難聴は認知症と関連の強いリスクとして挙げられ、2024年の報告では視力障害も危険因子に加えられました。聞こえにくさや見えにくさは、我慢せず専門の診療科へ相談してください。


バランスのよい食事

主食、主菜、副菜をそろえ、いろいろな食品をとることが基本です。

なお「MCIハンドブック」では、イチョウ葉エキスやオメガ3脂肪酸などのサプリメントについて、認知症を防ぐことは確認されていないと明記されています。特定の食品に頼るより、日々の食事と生活を整えることを優先してください。


ご家族やご同居の方、パートナーの方の物忘れが心配なときの対応

ご家族やご同居の方、パートナーの方の変化に気づいたとき、どう伝えるかで悩む方は多いものです。本人の尊厳を守りながら受診につなげる工夫を、5つに整理します。


忘れたことを責めない

「さっきも言ったでしょう」と指摘しても記憶は戻りません。強く責められた経験が重なると、本人が心を閉ざし、会話そのものが減ってしまうことがあります。


具体的な変化を記録する

「最近おかしい」という印象よりも、日付と出来事のメモのほうが診療で役立ちます。いつ、どんな場面で、何に困ったのか。短い箇条書きで十分です。


「認知症だから病院へ行こう」と決めつけない

病名を先に出すと、本人が身構えて受診を拒むことがあります。実際、原因はまだ分かっていない段階です。「原因を調べに行こう」という伝え方のほうが、事実にも即しています。


健康状態を確認する目的で受診を提案する

血圧や血糖の相談、健康診断の延長といった切り口なら、受け入れられやすいことがあります。かかりつけの内科から相談を始める方法も現実的です。


ご家族や一人だけで抱え込まない

まずは、全国の市町村に設置されている地域包括支援センターへ相談する方法があります。認知症の診断を受ける前の段階でも相談できます。医療機関へ家族だけで相談できるかは施設によって異なるため、事前に確認してください。介護者どうしが集まる家族会や認知症カフェもあり、同じ状況の人と話すことで対応のヒントが得られることもあります。


【江戸川区・船堀】アンカークリニック江戸川の物忘れ外来

物忘れが気になる方は、当院の脳神経外科、物忘れ外来にご相談いただけます。当院の脳神経外科では、頭痛専門外来、てんかん専門外来、物忘れ外来を設けており、「最近物忘れが増えた」「同じ話を繰り返す」といったご相談に対応しています。


脳神経外科専門医が診療を担当します

当院では、松本隆洋医師が脳神経外科診療を担当しています。物忘れや認知症、MCIについて、ご本人とご家族から症状や生活上の変化をうかがったうえで、必要に応じて認知機能評価や神経学的診察、MRI・CTなどを組み合わせて評価し、専門的な検査や治療が必要な場合は適切な医療機関へつなげます。

担当する松本医師は、日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医、日本てんかん学会専門医・指導医、日本脳神経外科認知症学会 認定医などの資格を有しています。


船堀駅から徒歩3分。受診とご予約について

所在地は東京都江戸川区船堀で、都営新宿線の船堀駅から徒歩3分です。江戸川区や船堀周辺で物忘れ外来をお探しの方も、通いやすい場所にあります。

診療日や受付時間、休診情報、ご予約の方法は変更されることがあります。受診前に「アンカークリニック江戸川の物忘れ外来」のページで最新の情報をご確認ください。


物忘れに関するよくある質問


若い人の物忘れにはどのような原因がありますか

若い世代でも物忘れは起こります。睡眠不足、過労、ストレス、気分の落ち込み、飲酒、服用薬などが関係することがあります。甲状腺機能の低下や貧血、頭部外傷のあとの変化が関わることもあります。65歳未満で発症する若年性認知症もあります。

急に変化が現れた場合や、日常生活に支障が出ている場合は、年齢にかかわらず受診してください。


本人が受診を嫌がる場合はどうすればよいですか

病名を前面に出さず、「原因を調べに行こう」「健康診断のついでに相談してみよう」と伝える方法があります。それでも難しい場合は、まず地域包括支援センターへ相談する方法があります。無理に連れて行くより、時間をかけたほうが結果的に通院が続きやすくなります。


物忘れ外来には家族も一緒に行った方がよいですか

可能であればご同伴をおすすめします。本人が自覚していない変化や、生活のなかで実際に困った出来事は、ご家族からの情報で初めて分かることが多いためです。同伴が難しい場合は、気づいた変化をメモにまとめて持参していただくだけでも役立ちます。


MRIで異常がなければ認知症ではないのでしょうか

そうとは限りません。国立長寿医療研究センターの解説でも、アルツハイマー病では初期に画像上の異常が見られないことがあると説明されています。画像検査は、脳梗塞や慢性硬膜下血腫、水頭症、腫瘍といった原因を調べるうえで重要ですが、診断は問診、生活状況、診察、認知機能評価、血液検査などとあわせて総合的に判断します。


何歳くらいから受診した方がよいですか

受診の目安は年齢ではありません。以前より物忘れが増えた、同じことを繰り返す、生活に影響が出ている、家族が変化を感じているといった場合は、年齢にかかわらず一度相談してよいでしょう。


まとめ

物忘れの原因は認知症だけではなく、睡眠不足やストレス、うつ状態、薬の影響、ホルモンやビタミンの不足、脳血管障害、慢性硬膜下血腫など幅広く、なかには治療で改善が期待できるものも含まれます。

加齢による変化と病的な物忘れは、忘れる内容や日常生活への影響、進み方などから総合的に判断します。少しずつ増えている、生活に支障が出ている、家族が以前との違いを感じている場合は、年齢にかかわらず受診を考えるタイミングです。

一方で、突然の麻痺や言葉の出にくさ、意識の変化、経験したことのない激しい頭痛などが現れたときは、すぐに119番へ連絡してください。症状が短時間で治まっても、様子を見ずに救急受診が必要です。

江戸川区や船堀周辺で物忘れが気になる方は、アンカークリニック江戸川の脳神経外科、物忘れ外来にご相談いただけます。「脳神経外科の診療について」もあわせてご覧ください。



記事監修者

アンカークリニック江戸川 脳神経外科担当

松本 隆洋 医師

これまで都立墨東病院、熊谷総合病院などで、脳血管障害に対する開頭手術やカテーテル治療、てんかん診療(てんかんに対する手術治療)、頭痛診療、脳腫瘍や頭部外傷治療など幅広く行なってまいりました。
アンカークリニックでは片頭痛などの多くの方がお困りの症状はもちろんのこと、専門性の高いてんかん診療や、くも膜下出血や脳出血・脳梗塞などの命に関わる様々な疾患まで、わかりやすく丁寧に、皆様の生活の質がより良くなるようにとことん診療させていただきたいと思います。

<略歴>
2009年 宮崎大学医学部医学科 卒業
2009年 横浜市立みなと赤十字病院 初期臨床研修
2011年 東京都立墨東病院 脳神経外科 専攻医
2012年 東京都立神経病院 脳神経外科
2013年 - 2017年 東京都立墨東病院 脳神経外科/救命救急センター
2018年 熊谷総合病院 脳神経外科・てんかんセンター
<資格など>
日本脳神経外科学会 専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
日本てんかん学会 専門医 指導医
迷走神経刺激療法(VNS)実施資格認定医
日本頭痛学会 専門医
日本宇宙航空医学環境医学会 認定医
日本医師会認定産業医
ボトックス施行技術認定(眼瞼痙攣・片側顔面痙攣)

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