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船堀で膝の痛みを感じたら?整形外科医が徹底解説!

膝の痛みについてこの記事でわかること

歩く時に膝の内側が痛い、突然膝の力が抜ける、階段を降りるのが怖くなった、正座ができなくなった。
そんな時は、変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)のサインかもしれません。


この記事では、65歳くらい以上の方の膝が痛いという症状について、
●変形性膝関節症(膝の痛み)の典型的な症状とその原因
●セルフケアとしてのどんな運動をしたらよいのか
●整形外科を受診した方がいいタイミングはどんな時か

について、アンカークリニック船堀 整形外科の藤井 達也が解説します。






変形性膝関節症(膝の痛み)とは?

膝の痛みは整形外科外来を受診する症状の1/3を占めます。
55歳を超えると4人に1人は膝痛を経験すると言われており、その中でも変形性膝関節症は来院の理由で最も多いものとなっています。


変形性膝関節症では、軟骨がすり減って膝の痛みを出すとされています。
他に整形外科外来で超音波検査をしてみると、膝の内側で炎症を起こしていたり、膝に水(関節液)が溜まっていたり、膝の裏で神経痛を起こしていたりすることもあります。
変形性膝関節症とひとことで言っても、一人一人、膝で起きていることや症状は違ってきます。





変形性膝関節症の症状とは?

アンカークリニック船堀にいらっしゃる患者様の中で多いのは、


このような症状で来院されることが多いです

●膝の痛み
●突然足の力が抜ける
●階段を降りるのが怖い
●正座ができない


などです。
膝の痛みで最も多い場所は、膝の内側です。ほかに膝の裏(やや外側)や膝蓋骨(しつがいこつ:膝の皿の骨)の周囲を痛がる人もいます。
中には突然足の力が抜ける方もいて、歩いている途中や階段で起こります。
例えば階段を降りる途中で力が抜け、転倒する可能性が高くなる危険性があります。
ある程度病状が進行すると水(関節液)がたまります。水がたまると膝が曲げづらくなり、正座が難しくなるという流れです。






変形性関節症(膝の痛み)の原因

変形性膝関節症の原因は膝の軟骨がすり減ることですが、整形外科外来で患者さんと話していると「軟骨のすり減りが必ずしも痛みの原因になっていない」ということもしばしば見受けられます。


では膝の痛みの原因は何なのでしょうか。 大きく3つあり、

変形性関節症(膝の痛み)の原因

●内側の靭帯周辺の炎症
●大腿四頭筋の筋力低下
●関節内の炎症による関節液貯留


に分けられます。それぞれどんな症状に結びつくのか、ひとつずつみていきましょう






原因1:内側の靭帯周辺の炎症

1つ目は膝内側の靭帯周辺の炎症です。
これは膝の内側にある、靭帯(内側側副靱帯 ないそくそくふくじんたい)と半月板(内側半月板)の間で起こります。
変形性関節症の初期からみられることもあり、立ち上がったり歩いたりする時に膝の内側が痛むという症状につながります。

炎症の理由は解明されていませんが、膝にかかる荷重のバランスが内側による結果、靭帯と半月板部分に負荷がかかるためと考えられます。






原因2:大腿四頭筋の筋力低下

2つ目は大腿四頭筋の筋力低下です。
これは歩く距離が減ることで起こります。
人は歩く時、太ももの筋肉(大腿四頭筋 (だいたいしとうきん)、臀筋 (でんきん))を使っています。
歩く距離が減るとこの大腿四頭筋の筋力が低下してきます。

大腿四頭筋の筋力が低下すると、「突然膝がガクッとなる」という膝崩れ症状につながります。
膝に痛みがあるために歩く距離が減ってしまうので、どんどん症状が悪化することがあるのです。






原因3:関節内の炎症による関節液貯留

3つ目は関節内の炎症による関節液貯留です。
いわゆる「関節に水が溜まった」という症状です。
これは関節にある滑膜細胞という細胞で炎症が起き、関節液が過剰に作られてしまい引き起こされます。
関節液はエンジンオイルみたいなもので変形性膝関節症のない人にもあります。

変形性膝関節症では、質の悪い関節液がたまり、膝を曲げようとすると関節液のせいでつっぱってしまい膝を完全に曲げられなくなります。
これが「膝を曲げる時に痛い」「正座ができない」という症状につながります。






変形性膝関節症(膝の痛み)のセルフケア

予防について

もし変形性膝関節症と診断されたら、多少痛くても歩きましょう。


ただ膝の痛みがひどい時はなかなか歩くことが難しいと思います。そういう時は、いすに座り膝を伸ばしたままキープする「アイソメトリック運動」をしてみましょう。 アイソメトリック運動は等尺性運動とも呼ばれ、"関節を動かさずに" 大腿四頭筋の筋トレができます。


運動はシンプルに歩行です。歩行することで、大腿四頭筋や臀筋を鍛え、膝周囲の筋肉や靭帯のバランスを整え、膝への負荷を下げることができます。
今はスマートウォッチやスマホで歩数がすぐわかるので、自分の歩数をみてみることから始めましょう。
ほかに、大腿四頭筋そのものの筋トレも有効なので試してみてください。
最初はただ膝を伸ばすだけ、慣れてきたら500mlのペットボトルをビニール袋で足首にぶら下げて負荷をかけるのもよいと思います。
体重がかかったり関節そのものを動かすと痛い時などに有効なセルフケアです。






変形性膝関節症(膝の痛み)の治療法

変形性膝関節症の治療は、炎症と痛みのコントロールがメインです。
飲み薬、外用薬、注射薬で治療を行いますが、人それぞれ症状に合わせた治療が必要です。
それでも痛みが続いたり、日常生活に支障が出るほどの症状が続く時は手術(人工関節置換術)も考えます。

ただ、手術になりますので必ず納得いただいた上で受けてもらうと良いでしょう。






アンカークリニック船堀での治療方針

アンカークリニック船堀ではまず超音波検査による膝の痛みの原因を特定することに力を入れています。
膝の内側で炎症が起きているのか、変形が進んで骨どうしあたって痛みを出しているのか、関節液がたまって曲がりづらいのか、症状と超音波検査でつきとめます。


またその人の仕事や日常生活に合わせて、飲み薬の種類や飲み方、場合によっては注射も検討します。
注射はいわゆる質の悪い関節液を交換するヒアルロン酸注射だけでなく、膝の内側の炎症を起こしている部分を超音波で同定しながら炎症部に炎症止めを注射することもあります。


それでも痛みがおさまらない時は手術のできる近隣の医療機関と連携をとりながら治療にあたります。






船堀での整形外科はアンカークリニックへ!

ここまで読んでいただきありがとうございました。アンカークリニック船堀 整形外科の藤井 達也です。
この記事では65歳くらい以上の膝痛について解説しました。歩く時や立ち上がりで膝が痛くなった。正座ができないなどの症状が出てきたら、アンカークリニック船堀にいつでもご相談ください。






参考資料

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/13678140/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26806188/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29671497/




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