「アンカークリニック船堀院」「アンカークリニック船堀南院」は統合し、 現在は「アンカークリニック江戸川」として診療を行っています。
手足のしびれには、正座のあとのような一時的なものから、脳、脊髄や神経根、末梢神経、糖尿病などの全身の病気によるものまで、幅広い原因があります。
まず知っておいていただきたいのは、突然、片側の顔や手足にしびれや力の入りにくさが出た場合、脳卒中の可能性があるということです。ろれつが回らない、言葉が出ない、急に歩けない、物が二重に見える、意識がはっきりしないなどを伴うときは、すぐに119番へ連絡してください。症状が短時間で治まっても、様子を見ないでください。
一方で、しびれが続く、範囲が広がる、繰り返す、力の入りにくさを伴うという場合も、医療機関へ相談したい状態です。受診先は症状によって、脳神経外科・脳神経内科、整形外科、内科などに分かれます。
※本記事は一般的な目安の解説であり、診断を行うものではありません。強い不安がある場合は早めに医療機関へ相談してください。
手足のしびれとは
しびれは、感覚を伝える経路のどこかに障害が起きたときに現れる症状です。しびれは感覚受容器から末梢神経、脊髄、大脳へ至る感覚の伝導路のいずれかに障害が起きると出現します。
原因を考えるときは大きく次の4つに分けて整理します。
- 脳の障害(大脳、脳幹、脳神経)
- 脊髄や神経根の障害(首や腰の背骨に関わるもの)
- 末梢神経の障害(手足へ向かう神経)
- 全身の病気やその他の原因(糖尿病、電解質の異常など)
しびれという同じ言葉でも、どこで障害が起きているかによって、症状の出方も受診先も変わります。
「しびれ」に含まれる感覚
しびれという言葉は、いくつかの異なる感覚をまとめて指しています。受診時は、次のどれに近いかを伝えると役立ちます。
- ビリビリ、ピリピリ、ジンジンする
- 感覚が鈍い、皮膚が一枚かぶさったように感じる
- 熱い、冷たいが分かりにくい
- 触られている感覚が分かりにくい
同じ「しびれる」でも、異常な感覚が出ているのか、感覚が鈍くなっているのかで、考えられる状態は変わります。
しびれと麻痺・筋力低下の違い
しびれは感覚の異常で、麻痺や筋力低下は手足を動かしにくい状態です。この2つは別の症状で、伝え方によって医師が考える範囲も変わります。
ただし、両方が同時に現れる病気もあります。日本神経学会</a >も、脳血管障害によるしびれには筋力低下を伴うことが多い一方、感覚の異常だけが唯一の症状であることもあると説明しています。
そのため「しびれるだけだから大丈夫」とは考えず、力が入りにくい、物を落とす、歩きにくいといった変化があれば、あわせて医師に伝えてください。
すぐに119番が必要な手足のしびれ
しびれの中には、時間が結果を左右するものがあります。原因を考える前に、まず救急対応が必要な症状から確認してください。
突然、体の片側にしびれが出た
顔、腕、脚の片側に突然しびれが出た場合は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害の可能性があります。脳血管障害によるしびれは急に出現した片側性の症状であることが多いです。
注意したいのは、しびれる範囲が狭くても油断できない点です。口の周りと片側の手がしびれる場合なども脳血管障害の可能性があるため注意が必要です。「片手だけ」「口の周りと片手だけ」といった限られた範囲でも、脳の病気を否定することはできません。
しびれとともに現れる脳卒中の症状
次の症状が突然現れた場合は、すぐに119番へ連絡してください。
- 顔の片側がゆがむ
- 片側の手足に力が入らない
- ろれつが回らない
- 言葉が出ない、相手の言葉が理解できない
- 急に立てない、歩けない、フラフラする
- 物が二重に見える、視野が欠ける、片目が見えない
- 経験したことのない激しい頭痛がする
- 意識がはっきりしない
脳卒中の症状</a >に共通する特徴は突然生じることであり、多くの場合「何時何分から」と始まりを特定できます。脳卒中が疑われるときは救急車を呼ぶようにしてください。
自分で車を運転して医療機関へ向かうことは避けてください。
短時間で治まった場合も救急受診が必要
脳卒中を疑う突然の片側のしびれや脱力、言葉の異常などが、短時間で消えることがあります。これは一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があり、その後早期に脳梗塞を発症する危険があります。
症状が消えても、「治ったので明日受診しよう」と様子を見ないでください。救急車を呼ぶなどして、一刻も早く専門的な医療機関を受診してください。症状が現れた時刻と、消えた時刻も伝えてください。
脳卒中以外で早急な受診が必要な症状
脳卒中以外にも、早急な対応が必要になる症状があります。次のような場合は、様子を見ずに医療機関へ連絡し、状況に応じて救急受診を検討してください。
- しびれや力の入りにくさが、短時間で広がっていく
- 立てない、歩けない
- 息がしにくい、飲み込みにくい
- 尿が出ない、尿や便がもれる
- 股や会陰部(自転車のサドルが当たる範囲)の感覚がおかしい
- 強い首や腰の痛みとともに、急に手足の力が入らなくなった
- 転倒や事故のあとに、しびれや麻痺が出た
これらは原因も緊急度もさまざまで、すべてが一律に救急車を呼ぶ状況とは限りません。ただし、時間の経過とともに悪化する可能性があるため、自己判断で経過を見ることは避けてください。
しびれ方から考える主な原因
しびれは、出方によって考えられる原因が変わります。まず全体像を整理し、そのあとで代表的なパターンを見ていきます。
| しびれの出方 | 考えられる主な原因 | 伴いやすい症状 | 受診先の目安 |
|---|---|---|---|
| 突然、体の片側(顔・腕・脚)にしびれが出た | 脳梗塞、脳出血、一過性脳虚血発作など | 顔のゆがみ、片側の脱力、ろれつが回らない、視野の異常 | すぐに119番 |
| 首や肩の痛みとともに、片側の腕から手がしびれる | 頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニアなど | 首を動かすと悪化する腕の痛み | 整形外科、脳神経外科・脳神経内科 |
| 両手がしびれ、手先が不器用になり歩きにくい | 頚椎症性脊髄症など | ボタンや箸が使いにくい、階段で手すりが必要 | 整形外科、脳神経外科・脳神経内科(早めに) |
| 腰痛とともに、片脚の後ろから足先がしびれる | 腰椎椎間板ヘルニアなど | 前かがみや咳で悪化する脚の痛み | 整形外科 |
| 歩くと足がしびれ、休むと軽くなる | 腰部脊柱管狭窄症、下肢の血流障害など | 前かがみで楽になる、歩ける距離が短くなる | 整形外科(血流障害の可能性もあり内科とも相談) |
| 親指から薬指の親指側にかけて手がしびれる | 手根管症候群など | 夜間や明け方に強い、手を振ると楽になる | 整形外科 |
| 小指と薬指の小指側がしびれる | 肘部管症候群など | 肘を曲げた姿勢で悪化する、手の筋肉がやせる | 整形外科 |
| 両足の先から左右対称に、徐々に広がる | 糖尿病性神経障害などの多発神経障害 | 感覚が鈍い、足の傷に気づきにくい | 内科・糖尿病内科、脳神経内科 |
| 正座や同じ姿勢のあとだけ、短時間しびれる | 神経や血流の一時的な圧迫 | 姿勢を変えると数分で治まる | 繰り返す、長引く場合は受診 |
※この表は、しびれの出方から考えられる原因を整理したものです。同じ出方でも複数の原因があり、症状だけで病名を判断するための表ではありません。
片側の顔・手・足に突然出る
急に始まった片側だけのしびれは、脳梗塞や脳出血、一過性脳虚血発作を第一に考える症状の出方です。しびれだけのこともあれば、脱力や言葉の障害を伴うこともあります。
この出方に気づいた時点で、原因を調べるより先に救急対応が優先されます。
首や肩の痛みとともに腕や手がしびれる
首から出る神経の根元が圧迫されると、その神経が担当する範囲に沿って、腕から手にかけてしびれや痛みが出ます。頚椎症性神経根症や頚椎椎間板ヘルニアなどが代表的です。
首や腰の神経の圧迫によるしびれは慢性的なしびれで最も多い原因の一つであり、発症の日時がはっきりしない、症状が変動する、ある一定の領域に限ってしびれる、といった特徴があります。
首を後ろに反らせると強くなるなど、姿勢との関係は受診時に伝えたい情報です。
両手のしびれと手先の不器用さ、歩きにくさがある
首の脊髄そのものが圧迫されると、両手のしびれに加えて、手先の細かい動作や歩行に影響が出ることがあります。頚椎症性脊髄症</a >などが代表的です。
頚椎症性脊髄症の症状として、ボタンのはめ外し、箸の使用、字を書くことが不器用になること、歩行で脚がもつれる感じや階段で手すりを持つようになることがあります。
これらの症状の出方は、生活動作の変化として現れるのが特徴です。高齢者では症状に気が付くことが遅れる場合があります。
腰痛とともに片脚がしびれる
腰から出る神経が圧迫されると、腰やお尻の痛みとともに、片脚の後ろから足先にかけてしびれや痛みが広がることがあります。腰椎椎間板ヘルニアなどが代表的で、坐骨神経の走行に沿って症状が出ることがあります。
前かがみ、咳やくしゃみ、長く座るといった動作で強くなる場合があります。詳しい症状や治療は「腰椎椎間板ヘルニアの症状と治療について</a >」の記事で解説しています。
歩くと足がしびれ、休むと軽くなる
しばらく歩くと足のしびれや痛みが強くなり、休むと軽くなって再び歩けるようになる。この症状は間欠跛行と呼ばれ、腰部脊柱管狭窄症などでみられます。
立つ、歩くことで悪化し、前かがみになると軽くなる特徴があり、進行すると長い距離を続けて歩けなくなります。残尿感や便秘などの症状が出ることもあります。
ただし、下肢の動脈が詰まって血流障害を生じたときにも似た症状となることがあるため注意が必要です。症状の出方だけで背骨の病気と決めつけることはできません。
親指・人差し指・中指を中心に手がしびれる
手首のトンネル(手根管)で正中神経が圧迫されると、親指から薬指の親指側にかけて、しびれや痛みが出ることがあります。手根管症候群</a >です。
初期には人差し指と中指がしびれ、最終的には親指から薬指の親指側までの範囲がしびれます。また、急性期にはしびれや痛みが明け方に強く、目を覚ますと手がしびれて痛むこと、手を振ったり指を曲げ伸ばししたりすると楽になることもあります。
進行すると親指の付け根の筋肉がやせて、細かい物がつまみにくくなることがあります。
小指・薬指側がしびれる
肘の内側で尺骨神経が圧迫されると、小指と薬指の小指側にしびれが出ることがあります。肘部管症候群などが代表的です。肘を曲げた姿勢が続くと強くなることがあります。
ただし、しびれる指の位置は原因を推測する手がかりのひとつにすぎません。指の範囲だけで病名が確定するわけではなく、診察や必要に応じた検査とあわせて評価されます。
両足の先から左右対称にしびれる
両足の指先から始まり、左右対称に、じわじわと上へ広がるしびれは、多発神経障害と呼ばれる末梢神経の障害でみられる出方です。手袋や靴下をはいた範囲のように広がることから、手袋靴下型と呼ばれます。
代表的な原因のひとつが糖尿病性神経障害です。糖尿病情報センター</a >は、両側の足先からのしびれや痛み、冷感が起こること、物に触れた時の感覚が鈍くなり、画びょうやガラスの破片を踏んでも気が付かないことがあると説明しています。足の傷に気づきにくくなる点は、とくに注意が必要です。
ただし、原因は糖尿病だけではありません。日本神経学会</a >は、多発神経障害の原因として、糖尿病のほかに尿毒症、ビタミン欠乏、アルコール多飲、薬剤性などを挙げています。
なお、正座や同じ姿勢を続けたあとのしびれは、神経や血流が一時的に圧迫されて起こることがあり、姿勢を変えると数分で治まるのが一般的です。
一方で、同じ場所のしびれを繰り返す、長く続く、範囲が広がるという場合は、一時的な圧迫だけでは説明できないことがあります。日本神経学会も、慢性の経過でもさまざまな病気が隠れている可能性があるとしています。
手足のしびれは何科を受診すればよいか
受診先は、しびれの出方や伴う症状によって変わります。ただし、突然の片側のしびれや脳卒中を疑う症状があるときは、診療科を選ぶ前に119番へ連絡してください。クリニックの外来受診では対応が遅れます。
脳神経外科・脳神経内科
脳、脊髄、末梢神経といった神経の病気を専門に扱う診療科です。神経学的な診察を行い、症状や経過に応じて画像検査などを組み合わせて、原因となる病気がないかを調べ、診察や検査結果を総合して評価します。
しびれに加えて、ろれつが回りにくい、力が入らない、歩きにくい、めまいや頭痛を伴うといった神経の症状がある場合に相談しやすい診療科です。当院の診療内容は「脳神経外科の診療について</a >」のページをご覧ください。
整形外科
首や腰、手足の骨や関節、神経の圧迫に関わる症状を扱う診療科です。次のような場合に相談しやすい選択肢になります。
- 首や腰の痛みとともにしびれがある
- 姿勢や動作でしびれが変わる
- 特定の腕や脚、特定の指にしびれが限られている
- 手根管症候群や肘部管症候群が疑われる
- けがのあとにしびれが出た
整形外科の診療内容は「整形外科の診療について</a >」のページをご覧ください。
内科・糖尿病内科
両足の先から左右対称に広がるしびれや、糖尿病などの持病がある場合、全身的な原因が疑われる場合の相談先になります。
糖尿病の治療中に足のしびれが出てきた、健診で血糖値や腎機能を指摘されている、お酒の量が多いといった背景があるときは、内科での確認が役立ちます。糖尿病情報センターも、神経の障害は糖尿病以外の病気でも生じるため、ほかの病気による症状でないことを確認することがあると説明しています。
受診先を判断できない場合は、普段かかっている医療機関や、複数の診療科がある医療機関へ相談する方法があります。
ただし、どの診療科を受診しても院内で必ず適切な科へ引き継がれるとは限りません。医療機関によって診療体制や実施できる検査は異なるため、受診前に症状を伝えて相談しておくと確実です。
医療機関ではどのようなことを調べるか
しびれの診療は、ひとつの検査で答えが出るものではありません。日本神経学会も、問診と神経学的診察でどこが障害されているかを推定し、そのうえで疑われる部位に応じた検査を行うと説明しています。
ここで紹介するのは一般的な流れです。実施できる検査や診療体制は医療機関によって異なります。
問診と神経学的診察で確認すること
問診では、次のような点が確認されます。
- いつから始まったか
- 急に始まったか、徐々に始まったか
- どこがしびれるか(指、手、腕、足先、脚など)
- 片側か両側か
- ずっと続くか、繰り返すか
- 姿勢や動作との関係
- 痛み、力の入りにくさ、歩きにくさなどを伴うか
- 糖尿病などの持病
- 服用している薬、飲酒の習慣
- けがや事故の有無
続いて神経学的診察として、症状に応じて感覚、筋力、反射、歩き方、手先の細かい動きなどが確認されます。しびれの分布や伴う症状から、障害されている場所がおおよそ推定されます。
症状や経過に応じて行われる検査
画像検査(CT・MRI・X線)
脳の病気が疑われる場合は脳のCTやMRI、首や腰の病気が疑われる場合は脊椎のX線やMRIなど、疑う部位に応じて検査する場所が変わります。全身をまとめて調べる検査ではありません。
重要なのは、画像だけで診断が決まるわけではないという点です。日本整形外科学会は頚椎症性脊髄症について、中年以降ではX線での頚椎症性変化はほとんどの人に見られ、MRIでの脊髄圧迫所見も症状がない場合に見られるため、検査所見だけで診断することはできないと明記しています。MRIそのものは「MRI検査の特徴とCTとの違い</a >」の記事で解説しています。
血液検査
必要に応じて、血糖、ビタミン、腎機能、電解質などを調べることがあります。全身の病気が背景にないかを確認することが目的のひとつです。
神経伝導検査・筋電図検査
末梢神経の病気が疑われる場合に、神経の働きや刺激の伝わり方を調べる検査です。皮膚の上から神経を電気で刺激するため、少し痛みを伴います。実施できる医療機関は限られるため、必要と判断された場合は対応可能な医療機関へ紹介されることがあります。
手足のしびれの治療
しびれに共通する一つの治療があるわけではありません。治療は原因によって異なり、まず原因を評価したうえで方針が組み立てられます。
薬による治療
神経の障害に伴う痛みなどに対して、症状や原因に応じて薬が検討される場合があります。自己判断で市販薬を続けたり、処方された薬を中止したりせず、医師に相談してください。
リハビリテーション、装具、手術
首や腰、末梢神経が原因の場合には、運動療法や姿勢の指導、装具の使用が検討されることがあります。症状の程度や日常生活への支障によっては、手術が選択肢になることもあります。
原因となっている病気の治療
糖尿病などが背景にある場合は、その治療や管理が土台になります。糖尿病情報センターは、神経障害の予防には血糖のコントロールと動脈硬化の予防の両方が重要であるとしています。
しびれは、放っておけば自然に治るものとは限りません。続く場合や強くなる場合は、原因を確認したうえで治療を考えることが大切です。
受診までに記録しておくとよいこと
しびれは目に見えず、診察室では再現できないことも多い症状です。気づいたことを記録しておくと、診療時間を有効に使えます。
- 症状が始まった日時(突然なら「何時頃から」まで)
- しびれる場所(右手の親指側、左足の先など、できるだけ具体的に)
- 左右差の有無
- 続いている時間、治まるまでの時間、繰り返す頻度
- 強くなる姿勢や動作、楽になる姿勢
- しびれ以外の症状(痛み、脱力、歩きにくさ、言葉の出にくさなど)
- 持病と服用中の薬(お薬手帳があれば持参)
- 飲酒の習慣、けがや事故の有無
スマートフォンのメモに書き留める、体の図に印をつけておくといった方法でも構いません。
【江戸川区・船堀】アンカークリニック江戸川で手足のしびれを相談する場合
アンカークリニック江戸川では、脳神経外科と整形外科で手足のしびれのご相談に対応しています。公式サイトでご案内している内容を整理します。
脳神経外科と整形外科のどちらを受診するか
一般的な目安として、次のように考えると迷いにくくなります。
しびれに加えて、言葉の出にくさ、力の入りにくさ、歩きにくさ、めまい、頭痛などがある場合は、脳神経外科での相談が考えられます。
首や腰の痛みを伴う、姿勢や動作でしびれが変わる、特定の指にしびれが限られる、けがのあとに出たといった場合は、整形外科での相談が考えられます。
これは一般的な目安であり、当院の受診振り分け基準として定められたものではありません。判断に迷う場合は、症状を伝えたうえでご相談ください。
なお、突然の片側のしびれや脳卒中を疑う症状があるときは、当院への受診ではなく、119番への連絡を優先してください。
当院で行う診察・検査
脳神経外科では、症状や経過をうかがったうえで神経学的診察を行い、必要に応じてMRIやCTなどの検査を組み合わせて評価します。脳神経外科の診療内容は「脳神経外科の診療について</a >」のページで確認できます。
整形外科では、首から下の手足や背骨に関する症状を診療しており、しびれもその対象に含まれます。公式サイトでは、必要に応じて実施する検査として、採血(血液検査)、単純X線検査(レントゲン)、超音波検査が案内されています。
これらの検査を、しびれのあるすべての患者さんに行うわけではありません。症状や経過に応じて、必要と判断された検査が選ばれます。より専門的な検査や治療が必要と判断された場合は、高次医療機関と連携してご紹介します。
所在地は東京都江戸川区船堀で、都営新宿線の船堀駅から徒歩3分です。診療日や受付時間、休診情報は変更されることがあります。受診前に、脳神経外科・整形外科それぞれの診療案内ページで
最新の情報をご確認ください。
手足のしびれに関するよくある質問
片手だけのしびれでも脳梗塞の可能性がありますか
あります。日本神経学会は、口の周りと片側の手がしびれる場合なども脳血管障害の可能性があるとして注意を促しています。しびれる範囲が狭いことは、脳の病気を否定する理由にはなりません。突然始まった片側のしびれは、すぐに119番へ連絡してください。
両手両足がしびれるのは糖尿病でしょうか
糖尿病性神経障害は、両足の先から左右対称に広がるしびれの代表的な原因のひとつですが、原因は糖尿病だけではありません。
日本神経学会は、多発神経障害の原因として、糖尿病のほかに尿毒症、ビタミン欠乏、アルコール多飲、薬剤性などを挙げています。首の脊髄の病気で両手にしびれが出ることもあり、診察や血液検査を含めて総合的に評価されます。
朝起きたときに手がしびれるのはなぜですか
寝ている間の姿勢で神経が一時的に圧迫され、起床後しばらくで治まることがあります。
一方で、日本整形外科学会は、手根管症候群の急性期にはしびれや痛みが明け方に強く、目を覚ますと手がしびれて痛むと説明しています。手を振ると楽になる、親指から薬指の親指側に症状が出るという場合は、整形外科へご相談ください。
症状の出るタイミングだけで判断することはできません。毎朝繰り返す、日中も続くという場合は受診をおすすめします。
MRIで異常がなければ問題ありませんか
そうとは限りません。MRIは脳や脊髄、椎間板などの形の変化を調べる検査で、末梢神経の働きや、糖尿病、ビタミン欠乏といった全身の原因をすべて評価できるわけではありません。
反対に、MRIで変化が見つかっても、それが症状の原因とは限りません。問診、神経学的診察、必要に応じた血液検査や神経伝導検査などとあわせて総合的に判断されます。
まとめ
手足のしびれには、一時的な圧迫によるものから、脳、首や腰、末梢神経、糖尿病などの全身の病気によるものまで、多くの原因があります。
突然、片側の顔や手足にしびれや脱力が出た場合、ろれつが回らない、言葉が出ない、歩けない、視野の異常、意識の変化などを伴う場合は、すぐに119番へ連絡してください。
症状が短時間で消えても、様子を見ないでください。一過性脳虚血発作の可能性があり、その後に脳梗塞が起こることがあります。
しびれが続く、範囲が広がる、繰り返す、力の入りにくさを伴うという場合は、症状に応じて脳神経外科・脳神経内科、整形外科、内科などへ相談してください。
江戸川区・船堀周辺では、アンカークリニック江戸川の脳神経外科・整形外科にご相談いただけます。受診する診療科と最新の診療情報を確認したうえでお越しください。
